2019年11月7日(木)さいたまスーパーアリーナにて行われる、WBSS決勝戦で井上尚弥と戦うノニト・ドネア。
これまでの井上尚弥の戦いぶりや実力から考えると、井上選手の勝利が確実と見られています。
が、しかし、ドネアは世界5階級制覇を成し遂げたレジェンドなのはみなさんご承知の通り。
年齢を重ねた今でこそ、衰えが見えてきていると言われるドネアですが、全盛期のドネアはエグいくらいに強いファイターだったのです。
ここでは、そんな全盛期のドネアの試合動画をまとめてご紹介します。
そして、最近のドネアの試合動画も併せてご紹介し、井上尚弥選手との決戦を想像してみたいと思います。
ドネアのプロフィール
ノニト・ドネア
フィリピン出身のプロボクサー。世界で7人しかいない5階級を制覇した世界王者。
そしてアジア人として初、メジャー4団体であるWBA、WBC、IBF、WBO全てで世界王者となりました。
- フライ級(元IBF世界フライ級王者)
- スーパーフライ級(元WBA世界スーパーフライ級暫定王者)
- バンタム級(元WBC・WBO世界バンタム級統一王者)
- スーパーバンタム級(元IBF・WBO世界スーパーバンタム級統一王者)
- フェザー級(元WBA世界フェザー級スーパー王者)
現WBA世界バンタム級スーパー王者。
生年月日:1982年11月16日(37歳)
身長:170cm
リーチ:174cm
愛称:The Filipino Flash(フィリピンの閃光)
ドネアの戦績
プロ戦績:45戦40勝(26KO) 5敗
アマチュア戦績:76戦68勝(5KO・RSC)8敗
ドネア全盛期の動画
ノニト・ドネアvsウラディミール・シドレンコ
2010年11月4日、 WBC米大陸バンタム級王座決定戦
結果:ドネアの4回TKO勝利。
元バンタム級王者のウラディミール・シドレンコ選手を、ドネアが一方的な試合運びで勝利した一戦でした。
今から9年前(当時28歳)の試合ですが、この頃のドネアは凄かったですね。
この頃のドネアはまさに全盛期と言っても過言ではないと思います。
またこれもタラレバの話になりますが、この頃のドネアと現在の井上が戦ったらいい試合になったのではというコメント多数でした。
ノニト・ドネアvsフェルナンド・モンティエル
2011年2月19日、WBC・WBO世界バンタム級タイトルマッチ
結果:ドネアの2回TKO勝利。
WBC・WBO世界バンタム級チャンピオン(当時)のフェルナンド・モンティエル(メキシコ)と元2階級制覇チャンピオン(当時)のノニト・ドネアのバンタム級最強決戦。
モンティエルは、当時WBC世界王者だった全盛期の長谷川穂積に4回TKOで勝利しており、ドネアとのこの対戦は当時軽量級最高峰の試合と言われていました。
しかし蓋を開けてみると、ドネアの独壇場。
ドネアの伝家の宝刀左フックが、モンティエルのこめかみに炸裂します。
モンティエルは、リングに倒れ立ち上がろうとするも足がガクガクとおぼつかない様子。
やっとの思いで立ち上がるも何もできず、レフェリーストップでドネアのTKO勝利となりました。
陥没骨折しながら立ち上がろうとしたモンティエルも凄かったです。
しかし、このときのドネアの左フックは衝撃的でしたね。
この階級に敵なしと言われていたのも納得の試合内容でした。
ノニト・ドネアvs西岡利晃
2012年10月14日、WBOスーパーバンタム級タイトルマッチ
結果:ドネアの9回TKO勝利
ドネアが終始スピード、パワーにおいて西岡を圧倒し、9回TKO勝利をおさめスーパーバンタム級最強を証明した試合となりました。
ドネア(当時29歳)はメンタル、フィジカルともに充実しており、瞬発力や反応の早さでWBC名誉王者の西岡(当時36歳)にいつものボクシングをさせませんでした。
ドネアの左フックを警戒しすぎて西岡の良さが無くなっていたという印象でしたが、そこまでしないと早い段階でドネアに倒されるという可能性もありましたね。
ドネアの最近の試合動画
ノニト・ドネアvsライアン・バーネット
2018年11月3日、WBSSバンタム級1回戦
結果:ドネアの4回TKO勝利
ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント1回戦にて、WBAスーパー王者のライアン・バーネットと対戦。
結果的には、ドネアが4RでのTKO勝利となるのですが、4R終了間際にバーネットが腰のあたりを抑えながら自陣コーナーへ。
そのままバーネットが試合を棄権し、ドネア勝利で試合が終了しました。
ドネアは、この日コンディションが良かったようで、本来のスピードやキレ、反応の速さが出ていたように感じました。
やはりドネアにとってのベストな階級は、バンタムなのではないかという印象でした。
ノニト・ドネアvsステファン・ヤング
2019年4月27日、WBSSバンタム級トーナメント準決勝
結果:ドネアの6回KO勝利
ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント準決勝にて、WBAスーパー王者であるノニト・ドネアがWBOバンタム級5位のステファン・ヤングを6回KOで下し決勝進出を決めました。
この試合、対戦予定だったWBO王者のゾラニ・テテが右肩故障のため欠場し、リザーブ選手だったヤングとの対戦となりました。
年齢を重ねているものの、スピードやパワーなど実力で勝るドネアが試合開始序盤からヤングにプレッシャーをかけていきます。
終始主導権を握ったドネアは、6回に伝家の宝刀である「左フック」でヤングをダウンさせKO勝利しました。
井上尚弥vsノニト・ドネアについてネットの声
やはり、井上尚弥が確実に優勢ですね。
確かにドネアは年齢的な衰えは否めないため、井上選手の圧倒的優位になってしまうのですが、ここまで勝敗が見えていると、逆にドネア選手を応援したくなってしまう気持ちもわかります。。
勝敗はもちろん大事なのですが、井上選手とレジェンドであるドネアの試合が見れるということがファンにとってとても凄いことなのだということですね。
まとめ
ネットや世間では、井上尚弥の圧勝ではないかという見方が多いですね。
確かに全盛期よりも力が衰えてはいますが、ドネア本来の力が発揮されるであろうバンタム級で戦うことで、スピードやキレが戻ってきているような印象もトーナメント戦ではありました。
それでも、今の井上の実力を見ればドネアより確実に優勢なのは間違いないです。
TVでたけしさんも井上選手に「興行的には4ラウンド以上はやって欲しいな」とおっしゃっていたように、僕もせめて1ラウンドKOは避けてもらえたらなという願望です笑
WBSSバンタム級決勝戦は、11月7日(木)21時頃 フジテレビ系地上波にて生中継(19:57~)します。
みなさんで応援しましょう!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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