2019年台風15号の名前『ファクサイ』の由来や意味は?台風の名前の付け方とは?

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本日2019年9月5日(木)15時、南鳥島近海の熱帯低気圧が台風15号(ファクサイ)に変わりました。

台風15号(ファクサイ)はこれから西に進みながらゆっくり北上、9月7日(土)頃に小笠原諸島に近づく可能性があります。

その後、北西に進みながら9月8日(日)から9月9日(月)にかけて本州に接近、上陸する恐れがあります。

今後の台風の進路に注意しながら、暴風雨や高波に警戒しましょう。


ところで、台風には毎回名前がついているのはご存知でしたか?

毎年発生する台風にはすべて名前がついており、ちゃんと意味もあります。

今回の台風15号にも「ファクサイ( Faxai )」という名前がついてるんですが、なんでそういう名前がつくのか気になりますよね。

ここでは、台風15号(2019年)の名前である「ファクサイ」の由来や意味、台風の名前の付け方にはどういったルールがあるのか調べました。

2019年台風15号「ファクサイ」の名前の由来や意味は?

今年2019年の台風15号の名前は「ファクサイ(Faxai)」です。

「ファクサイ」という名前の意味は、この名前を命名した国ラオスの「女性の名前」とのことでした。

台風に女性の名前をつけているというのは意外でした。

日本の女性の名前だと、愛ちゃんとか美咲ちゃんとかになるんですかね。

台風に女性の名前を用いるようになった由来

台風の名前に女性の名前を使うようになったのは、小説家のジョージ・R・スチュワート(George R. Stewart)が、1941年に発表した作品「Storm」の中で、ストームに「マリア(Maria)」と名付けたのが由来と言われています。

この小説に影響を受けた空軍や海軍の気象学者が、太平洋で発生した熱帯低気圧に自分の大切な女性の名前を用いるようになったのだとか。

1979年以降は、男女平等の観点から男性の名前もつけるようになったそうです。

日本が命名した台風名はすべて星座の名前が使われている

日本が命名した台風名は、すべて星座の名前を用いられています。

でも、なぜ星座の名前が使われているのか?

きっかけは漁師などの船乗りでした。

漁師は海上で現在地を確認する方法として星座を用いていたため、漁師など船乗りに注意をうながすために台風に星座名を使い始めたのが由来と言われています。

日本が命名した台風の名前一覧

こちらが日本の命名した台風の名前一覧です。

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呼び名 読み 意味
Koinu コイヌ こいぬ座、小犬
Yagi ヤギ やぎ座、山羊
Usagi ウサギ うさぎ座、兎
Kajiki カジキ かじき座、旗魚
Kammuri カンムリ かんむり座、冠
Kujira クジラ くじら座、鯨
Koguma コグマ こぐま座、小熊
Kompasu コンパス コンパス座、円や円弧を描くためのV字型の器具
Tokage トカゲ とかげ座、蜥蜴
Yamaneko ヤマネコ

やまねこ座、山野にすむ猫

ご覧のように、すべて星座の名前となっております。

ちなみに、今回「ファクサイ」の名前を考えたラオスが命名した台風の名前を見てみましょう。

呼び名 読み 意味
Bolaven ボラヴェン 高原の名前
Leepi リーピ ラオス南部の滝の名前
Pabuk パブーク 淡水魚の名前
Faxai ファクサイ 女性の名前
Phanfone ファンフォン 動物
Chan-hom チャンホン 木の名前
Champi チャンパー 赤いジャスミン
Namtheun ナムセーウン 川の名前
Hinnamnor ヒンナムノー 国立保護区の名前
Pakhar パカー 淡水魚の名前

意外と女性の名前は1つだけでしたね。

台風の名前の付け方や決め方とは?

そもそも、どうやって台風の名前を付けているのでしょうか?

台風の名前はもともと、アメリカが名前(人名)を付けていましたが、2000年(平成12年)から、台風委員会で名前をつけることになりました。

台風委員会とは?

台風委員会とは、日本を含む14カ国が加盟している台風防災に関する各国の政府間組織のことです。

加盟国には、日本、 米国、中国、韓国、北朝鮮、香港、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、マカオ、ラオス、ミクロネシア、カンボジアの14カ国が加盟しています。

台風委員会に加盟する国々の固有名詞が、台風の名前となっています。

この台風委員会に加盟する14の国々で140個の名前を用意して、それを1から順番に発生した台風に使用していきます。

2000年(平成12年)に発生した台風第1号にカンボジアで「象」の意味である、「ダムレイ」と名前をつけました。

それ以降順番に140個の名前を使用していき、また「ダムレイ」に戻ってくるのは5年後と言われています。

台風は年間に平均25、6回発生しますので、約5年後に140個の名前が一周して一番最初の名前に戻るという計算です。

2019年台風15号の名前の由来や意味のまとめ

というわけでここでは、「2019年台風15号の名前『ファクサイ』の由来や意味、台風の名前の付け方」について、調査いたしました。

今まで、なんで台風にはこういった名前がついているのか?よくわかりませんでしたが、今回色々と調べてみて疑問を解決することができました。

また、今後の台風15号の進路によっては、お住いの地域に影響が出るかもしれないため、台風情報をしっかりと確認して備えましょう。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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