滅びの呪文『バルス』をシータはどうやってパズーに教えたのか?考察してみた

アニメ映画
© 1986 Studio Ghibli
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天空の城ラピュタの最後のシーンでシータとパズーが手を重ね合わせて唱える、滅びの呪文『バルス』。

ラピュタ王家の者が飛行石を手にして唱えると、ラピュタ城を崩壊させてしまうという滅びの言葉 である『バルス』 を、シータはパズーにどうやって教えたのか?と、疑問に思っている方は多いようです。

ここでは、シータがパズーにどうやって滅びの呪文を伝えたのか?ネットのコメントなどを参考にしながら考察をしていきます。

シータはパズーにどうやって『バルス』を教えたのか?ネットの声

「バルスをどうやって伝えたのか問題」は以前よりネットで議論されてきました。

シータがパズーにどうやって呪文を教えたのか?なぜ発動しなかったのか?についてのネットの声は以下の通り。

・最初が「バ」次が「ル」最後に「ス」を続けて言ってと教えた

・「バルス」と手もしくは紙に書いた

・スバルと2回言ってと伝えた

・教えるときには、シータは飛行石から手を離していた

・発動には明確な意思が必要

・二人で一緒に言わないと発動しない

・実はもっと長い呪文で、シータが「私が先に呪文を唱えるから、最後にバルスと一緒に言って」と教えた 

これらが、ネットでの主な考察内容でした。全部がもっともらしい考察ばかりでしたが、「スバルと2回言って」はちょっと笑ってしまいました笑。

実際の場面ではどういう流れだったのか?次で確認していきます。

天空の城ラピュタで『バルス』を唱えるまでの流れ

最後の場面で『バルス』と唱えるまでを、会話の流れとともに詳しく見てみましょう。

パズー:「シータ落ち着いてよく聞くんだ」
    「あの言葉を教えて」
    「僕も一緒に言う」
    「僕の左手に手を乗せて」

ここで、飛行石を持ったパズーの左の手のひらに、シータが右手を重ねます。

パズー:「おばさん達の縄は切ったよ」

手を重ねたまま2人が抱き合う

ムスカ:「時間だ!答えを聞こう」

シータ&パズー:『バルス!』

この場面を見ると、シータがパズーに『バルス』を教える際にシータが石を触っているんじゃないか?触った状態で呪文を唱えたら発動しちゃうんじゃないか?という疑問が湧いてきてしまうのも無理はないですね。

飛行石が発動する場面も気になります。

飛行石の発動場面をおさらい

飛行石が力を発動させる場面も確認してみましょう。

シータが飛行船から落ちてしまう場面

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飛行石はシータの首から下げていますが、意識がないですね。

空から地上へ真っ逆さまに落下してたのですが、飛行石が突然光り出して、シータを空中に浮遊させるようにゆっくりと地上に下りていきます。

シータとパズーが木造の線路から落ちてしまう場面

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飛行石はシータが首に下げています。

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シータとパズーがぶら下がっていた木造線路から落ちてしまい、飛行石が光り出してシータを浮遊させゆっくりと地上に下りています。このときは手をつないだパズーもシータ同様浮遊させているようです。

飛行石を身に着けた王族の人間を、浮遊させて落下から守ることはもちろん、その周りの一定範囲も浮遊させる力があるのかと思います。

シータが軍に捕まっている場面

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飛行石はシータが首に下げています。

軍に捕まっているシータは、おばあさんから困ったときのおまじないとして教わった「リテ・ラトバリタ・ウルス・ アリアロス・バル・ネトリール」を唱えます。

飛行石が光り出し、死んでいたとされるロボット兵が動き出します。シータが持っている飛行石はラピュタの方角を指し示してますね。ムスカは触ろうとしますが弾かれてしまいます。シータの手から離れると指していた光は無くなるものの、ムスカが手にすると再びラピュタの方角を指しています。

これによってラピュタの封印は解かれたとされます。

ムスカがこの言葉を知らなかったことからも、 起動の呪文は本家の王シータしかできないということですね。

ムスカが黒い石版を操作する場面

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飛行石はムスカが手に持っています。

黒い石版に飛行石を当てながら、天の火(インドラの矢)を発動させます。

ここでは、起動の呪文のときとは違い、王族の分家であるムスカでも操作できるようですね。

バルスを唱える場面

シータとパズーでバルス
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飛行石は最初パズーが持っています。

シータが飛行石を持ったパズーの左手に右手を重ねて、一緒に『バルス』と唱えてラピュタ城を崩壊させることに成功しました。

シータはバルスをどうやってパズーに教えたのか?考察

これらのことを踏まえて、僕なりの考察をしてみます。

飛行石は、ラピュタの王族の人間が身につけるか、手に持った状態で呪文を唱えることが発動の条件と考えます。

最後の場面では、パズーが飛行石を左手に持ち、手を乗せてと言って手を乗せます。

一見すると、シータは飛行石を触ったままパズーに教えてるようにも見えますが、ラピュタ起動の呪文『リテ・ラトバリタ・ウルス・ アリアロス・バル・ネトリール』を唱えた際に、シータも飛行石の力の凄さに気づいたでしょうから、『バルス』をパズーに伝える際にはさすがに一旦飛行石から手を離したと考えます。

なので、僕の考察は「シータが一瞬手を離してパズーに『バルス』と伝えた」です。

え、ちょっと簡単過ぎるって?笑

まぁでもそんなもんですよね。ファンタジーなので笑

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